もかりのはてな日記ブログ

はてなを長年愛用している者の日記です

ヘンコツじいさん

若い人を大事にしている様子が伝わってくる人が好きというか、大事にするものとして捉えていると感じるとそう思う。

それが好きな理由は、私のじいさんのある様子を見たからかもしれない。
(インスタントラーメンの麺が猛烈にふやけてしまっても普通に食せるのも、じいさんの影響なのだろうか・・・。ただのズボラだと思うが。)

じいさん、あなたいい人だったのね - もかりのはてなブログ

食後にじいさんと二人でテレビのニュースを見ていると、「おしい」と、ひどく悲しそうにしていたことがある。残念だ・悔しいというニュアンスだ。
水の事故で中学生くらいの子が亡くなったというニュースだった。まるで知り合いの子に対するような反応だった。

いつも石みたいというか・・・ロボットみたいというか・・・淡々と働いてるような印象のじいさんが、あまりにもセンチメンタルなので、子どもながらに、その雰囲気に驚き印象に残って今も覚えている。冷酷だとは思ったことはなかったが、情のある人だとは知らなかったのだ。

それから、じいさんに関するエピソードをいろいろ聞いて、彼が寡黙だが情が深い人だと言うことを認識した。
猫は臭いし畑をあらすから大嫌いだ!と言っているくせに、隠れて捨て猫を育てていたりするような奴だ。かわいがりっぷりが半端なかったが、病気だったらしい猫は元気になって姿を消し、じいさんは凹んでいた。

不器用。寡黙なのに喋ったらつっけんどんで怒ってるみたい。食の好みが変。行儀が悪い。変な拘りがありすぎ。情が深い。言動がミスマッチすぎて誤解する。それを、ばあさんは簡単にまとめるとヘンコツ(偏屈)と呼んでいた。許しの境地に入ってる言い方だったので、悪いニュアンスではないようだとは感じていた。

昔、結婚相手は父親に似た人を好きになると言うのを見て(それ、噓だわー。)と思っていたが、自分はどうやらじいさん似の人を選んでいることに気づき、この日記がただの惚気話になってしまったのであった。あははー照れる///

驚いた出来事

今日は不思議なことがあった。

私が洗濯物をたたんでいると、
1歳8ヶ月の娘が、たたんだ洗濯物を持って隣の部屋に行った。
隣の部屋から戻ってきて、また、たたんだ洗濯物を持っていった。

遊んでいるのか?

と思ったが、その様子を見ていた上の子が
隣の部屋から「洗濯物をたんすの前にきれいに並べている」と言っている。

不思議な行動だ・・・このまま続けよう。と、洗濯を全部たたんだ。
たたんだ洗濯物は、1歳児によって、全部、隣の部屋のたんすの前にきれいにならべられていた。その横で、手をたたいている。(これは、やった、やった~♪みたいな意味でやる)

遊んでいたのか?

でも、わざわざたんすの前に持っていくだろうか?

もしかして、手伝ってくれているのか?

まさか、そんなことが・・・?

よくわからんが、なんか運んでくれたので、
「ありがとう!」と言ったら、1歳児は笑っていた。

私のいつもの行動を観察しているのだろうか?

上の子には「この子、よお見てはんねん。」と言われた。

遊んでいたなら納得するんだけど、
遊んでいるだけでもないとなると、あの行動はなんだったのか?
と言うのが、今日の感想。

自分はこのくらいの年齢の子の世界観を誤解しているのかもしれない。

よいこととしてインプット

幼き頃、両親共働きで、同居の祖父母・曾祖母の世話になった。
両親に対しては、いい印象がなかったんだけど、なぜいい印象がなかったのか考えたことがある。
両親との接触時間は短かったが、家族がそろった時間にバトルが多発しており、でかい感情のぶつかり合いってことでインパクトが半端ない。インパクトのでかさと、その光景を見た複雑な気分が記憶に残っているけど、鮮明には思い出せない。
自分の記憶では深刻な出来事だと捉えているけど、これも本当にそうなのか?と、今となっては判断は難しくなっている。

そんなことに意識を向けていたからか、本当は存在していたささやかな事を良いと記憶していなかった。その結果、深刻な記憶が多くを占めてしまい、そればかりが引き出しやすくなっているのだろう。と考えている。

よいことや楽しかったことに絞ってインプットすることがなかったので、良い・楽しかったことは何か?という記憶を思い出すのが困難だ。アンテナの張り方が未熟だった。

バトルも見方を変えれば、よいことだったか?と言えば、そう解釈するには、かなりの努力を要しただろう。

この頃に、日常のささやかなよいことに着目できる視点を持っていればよかったかもと思うんだけど、それが出来るようになったのは、何十年も後で、過去のことを悔やむのはやめようと思った。

まあ、こういうのを身につけられたのも、そういうことがあったおかげだなっていうことにして、自分の子どもとかに伝えられれば、よしかな。と思うこととする。
私がわざわざ伝えなくても出来ているので何も言うことはない。よきかな。


f:id:rouxril:20150417144753j:plain